アートとサイエンスのあいだ実行委員会について

本団体は、本プロジェクトのために2011年11月に結成された団体です。
生物学者グリエルモ・マリオと、文化人類学者の服部志帆、美術作家の横谷奈歩が中心となった第一回目から、それぞれの人脈を通じ、またあらたな分野の研究者や専門家など第一線で活躍するメンバーがそろっております。プロジェクトメンバーの持つ想像力/創造力によって、あらゆる知識の交換がその現場で交わされ、着実な計画を元に、二度と出来ないメンバーとタイミングによって生み出される偶発性を大切にします。

横谷奈歩
 
美術作家
担当 : 全制作、プロジェクト運営
*2012年より参加

美術作家。世界各国の民俗学、死生観、考古学遺跡など、長い人類の営みと、そこから派生する事柄に興味を持ち、そこから現代を考察、作品のテーマとしている。大阪のホテルの客室を作品にするプロジェクトや、世界各地でのビデオスクリーニング等の活動がある。表現内容は,インスタレーション、写真、映像等、多岐にわたる。同時に、ナポリや尾道市など各地で複数のプロジェクトを手がける。

2008年 東京芸術大学大学院美術研究科 後期博士課程油画研究領域修了 / 2009年 - 2011年 文化庁新進芸術家海外研修制度二年派遣研修員として、ヨーロッパに滞在。/ 2012年 - 2013年 プロジェクト「アートとサイエンスのあいだ」本と展覧会の制作のため、ナポリに滞在。


主な展示に、1999年「アートイング東京1999・21 x 21」セゾンアートプログラム  / 2004年「From/To #1」ワコウワークスオブアート, 東京 / 2008年「静かな結末、共有する秘密」 HOTEL T’POINT,214号室公開、大阪 / 2013年「アートとサイエンスのあいだ」 Citta della scienza (ナポリ科学博物館 / ナポリ、イタリア)/ 「鏡師、青、鳥」(ハギワラプロジェクツ / 東京)、AIR_Onomichi_4 (アーティストインレジデンス、尾道) などがある。

http://nahoyokoya.com

グリエルモマリオ
 
Citta della scienza 主任学芸員
ナポリ大学フェデリコII生物学研究員
担当 : 執筆、展覧会制作 
          プロジェクトコーディネート[ナポリ]
*2012年より参加

グリエルモ・マリオはナポリ・フェデリコ二世大学において自然科学の学位を取得しており、イタリアの国内外で人類学的、または動物学的な調査を多々行っている。彼はサイエンスコミュニケーションと教育の分野においての経験もあり、2007年11月よりローマ・トルヴェルガタ大学、サイエンスコミュニケーション修士課程「博物館と科学センターにおいてのサイエンスコミュニケーション」において教鞭を執っており、またナポリ、ピサ、エーリチェ、ロヴィーゴの大学のサイエンスコミュニケーション修士課程での授業も受け持っている。

 

彼は1996年10月よりIDIS財団 – ナポリ科学博物館の責任者であり、現在サイエンスコミュニケーションプロジェクトを担当しており、幾つものヨーロッパ内でのプロジェクトの責任者を務めた経験を持つ。彼はさらに同博物館が2009年の4月から5月にかけて、ナイジェリアのオウェリで開催したサイエンスフェスティバルの科学展示内容と運営も監督しており、ポーランドのワルシャワと南アフリカのグラハムズタウンへの参加も招集されている。

 

現在、ナポリ・フェデリコ二世大学の博士過程に在籍中。

 

 

友政麻理子
 
美術作家
担当 : 制作、HP制作全般、
          ワークショップ企画と制作、運営
*2014年より参加

美術作家。コミュニケーションの過程にひそむ「型」に焦点を当て、作品制作やワークショップを行う。近年は、父と娘の会話、祖母のリハビリ運動といった家族間のコミュニケーションや、やまびこや輪踊りのような風習における集団伝達をモチーフにしている。一定の型や規則を個人や集団の振る舞いに投げ入れることで、どのように他者との理解が生まれるかを探る。主に映像、写真表現、インスタレーションなどを用い制作している。

2012年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了。近年の主な個展に「與父親共餐|Have a meal with Father」(2013年/寶藏巖國際藝術村/台北、台湾)、「トレーニング | Training」(2013年/TALION GALLERY /東京)、「クリテリオム85 友政麻理子展 "waodori"」(2012年/水戸芸術館クリテリオム/茨城)、グループ展に「トーキョー・ストーリー 2014」(2014年/トーキョーワンダーサイト/東京)、「国民の祝日」(2012年/TALION GALLERY /東京)、「VIDEOZOOM: Giappone Re-inquadrare il quotidiano」(2010年/Sala 1/ローマ、イタリア※2011年Fondazione Museo Pino Pascali /バーリ、イタリアに巡回)、「金沢アートプラットホーム2008」(2008年/金沢21世紀美術館/石川)等がある。

http://www.taliongallery.com/en/artists/marikotomomasa/index.html

http://www.tomomasa.info

服部志帆
 
文化人類学者
担当 : 執筆、プロジェクトコーディネート
*2012年より参加

2008年京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科一貫制博士課程卒業。京都大学博士(地域研究)の学位取得

 

(活動歴・実績) 

2000年から現在まで京都大学および天理大学で「森と人の共生」をテーマにカメルーンの熱帯雨林と森の民バカ・ピグミーの調査を実施。2009年から2012年まで日本学術振興会の特別研究員として、京都大学理学研究科動物学教室に所属、霊長類やニホンザルの研究者と交流。これを機に屋久島や大阪八尾の里山で「野生動物と人の共生」について研究開始。2009年から2010年優秀若手研究者海外派遣事業でロンドン大学人類学科へ客員研究員として派遣される。研究活動のかたわら、国内外の一般市民に対して、写真展、コンサート、講演会などのイベントを行い、森と人が共生していくことの意味を問いかけている。

 

(近年の著作)

服部志帆. 2012.「森と人の共存への挑戦:カメルーンの熱帯雨林保護と狩猟採集民の生活・文化の保全に関する研究」,松香堂書店、京都大学アフリカ研究シリーズ008,pp.1-258.

服部志帆. 2010.「森の民バカを取り巻く現代的問題-変わりゆく生活と揺れる民族関係」『森棲みの社会誌 アフリカ熱帯林の人・自然・歴史II』、京都大学出版会、木村大治、北西功一編 pp.179~206.

長坂有希
 
現代美術作家
担当 : 制作、企画書とHP等の翻訳全般、
          展示コーディネート
*2014年より参加

現代美術作家。1980年大阪生まれ、現在大阪を拠点に活動中。リサーチをベースとし、遭遇した事象の文化的、 歴史的意義や背景の理解と、作者の空想や記憶が混じりあう、現実と架空の狭間を行き来する物語世界を作り出し、映像、音響、彫刻、文章など様々なメディアを含むインスタレーションを通して表現する。2012年国立造形美術大学シュテーデルシューレ・フランクフルト修了。

 

2014年「Attention Economy」(Kunsthalle Wien/オーストリア)、2013年「Signs Taken in Wonder」(Kunstverein Hannover /ドイツ、MAK Austrian Applied Arts/ Contemporary Art/オーストリア)、2012年「Zauderberg」(MMK Museum fur Moderne Kunst/ドイツ)、 2012年「Baby, I lost my handshoes...」(Kunsthalle Exnergasse/オーストリア、Forum da Maia/ポルトガル)など海外での展覧会多数。

 

http://www.akinagasaka.net

上野ちか子
 
舞踊人類学研究、地域研究
担当 : レクチャー、執筆、
          プロジェクトコーディネート[ブルキナファソ]
*2014年より参加

西アフリカのマンデ文化圏における民俗舞踊、音文化、現代の上演舞踊を身体を介した時間・空間の共有という見地から研究。現在、お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科 表象芸術論領域博士後期課程在学

 

修士論文
2011 「カソンケ・ジェリの舞踊: マリ共和国バマコでの事例を中心に」お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻 舞踊・表現行動学コース2010年度

その他
パーカッション奏者ママディ・ケイタの教則DVD日本語吹替版用翻訳
2004 Guinée: Les rythmes du Mandeng vol.1-3 [Belgium:Fonti Musicali]